今回は、シンガーソングライターの音羽-otoha-さんについて書いていきます。
「大生解」「ハッピー・エンド・ロール」でデビューし、「黒執事 -寄宿学校編」のオープニングテーマや「真・侍伝 YAIBA」のエンディングテーマを担当するなど、数々の作品を手掛け活躍中の音羽-otoha-さん。
2026年5月24日からは、自身初となる全国ツアー「OUR PLANET」の開催も控えていますね。
男装がよく似合う中性的な雰囲気も魅力的な音羽-otoha-さんですが、なんと学生の頃は地元の奈良県でバンド活動をされていたと聞き、どんなグループだったのか気になり調べてみました。
音羽-otoha-さんのバンド活動について知りたい方は、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ガールズロックバンド「Rick Rack」
Rick Rackは、音羽-otoha-さんが高校生の頃に活動していた3ピースガールズロックバンドで、当時はSERINAさんという名義でギターボーカルを担当していたようです。
2013年~2017年の間に活動しており、結成から間もない2014年に、コンテスト「十代白書」で準グランプリを獲得。
同年の夏には、音楽フェス「閃光ライオット 2014」にも出場し、ファイナルに進出するという好成績を残しています。
さらに、2015年には全国通のミニアルバム「今を生きぬく乙女たち」を発売するなど、全国区のバンドとして活躍していたようです。
リリースしたミニアルバムには、以下の6曲が収録されています。
- アトリエ
- ソルジャーガールズ
- 迷い星
- 夢追いバク
- 寂しがり病
- カラフル
また、閃光ライオットの時に歌った曲「幾千の出会いと一つの奇跡」が収録された「閃光ライオット2014」というCDも発売されていたようですね。
「十代白書」というコンテストは、関西のライブハウスがプロデュースしている十代限定の大会で、音楽活動を始めるきっかけになればという思いから、2011年から開催されているそう。
「閃光ライオット」も10代のアーティスト限定の大会”音楽の甲子園”として、2026年の夏にも開催が予定されています。
結成してそう経たないうちに立て続けに大会に出場というのは、疾走感がすごいなと思ってしまいました。
しかも、作詞作曲は音羽-otoha-さんが行っており、当時からキラリと光る才能を発揮していたようですね。
youtubeに当時の楽曲投稿が残っており、初めて聞いてみましたが、「ソルジャーガールズ」がかっこよくて、ついつい繰り返し聞いてしまいました。
しかし、残念ながら2017年に解散という形になってしまいました。
高校生を含めた10代のみのメンバーということなので、受験のことや将来について考える場面もあったでしょうし、音楽と真剣に向き合ってきたからこそ、たくさんの葛藤もあり、悩んできたのだろうなと思います。
「Rick Rack」というバンド名での活動は終了しましたが、元メンバーと2人で次の道へ進んでいきます。
突然の発表で本当にごめんなさい。
— SERINA (@serina_fern) February 9, 2017
Rick Rackという名前とは
今日で さよなら だけど
私が生み出した大切な楽曲たちは
どこに向かおうとも
一緒に連れて行きます。
どうか、これからも変わらず
応援していただけたら嬉しいです。
また会える日まで
待っていてください。 https://t.co/012OMOrhxB
2ピースバンド「ELFiN PLANET」の結成
ELFiN PLANETは、2017年1月のRick Rack解散直後に、ボーカル&ギターのSERINA(音羽-otoha-)さんとベースの山口メイ子さんの2人で結成した2ピースバンドです。
結成から数ヵ月は、ドラムはサポートで入ってもらいライブ活動を行っていたそうですが、やはり正規メンバーが必要ということで、同年5月に新たにドラムのミズグチハルキさんを迎えています。
そして、メンバー3人でバンドを続けていく強い意志や使命感を込めて「FERN PLANET」とバンド名を改め、新しいかたちで再出発することとなったようです。
解散直後からのバンド結成後数ヵ月で、新たな決意を胸にバンド名を改め再出発を果たしていますが、今回も駆け抜けているような気がして驚きました。
決断と行動が早く、好きなこと、やりたいことに対する熱量を改めて感じさせられますね。
3ピースバンド「FERN PLANET」として再出発

ドラムの正規メンバーを迎え、3ピースバンドとして再出発したFERN PLANET。
2017年12月には、1stミニアルバム「stardustbox」をリリースし、当時のインタビューでは、”自分たちのことを表現して伝わった人に寄り添えたら、少しでも救われる人がいたらという想い”を強く持って活動しているという胸中を明かしています。
また、ミニアルバムの収録曲についても、”ネガティブでダークな部分がありながらも、最後には自然とポジティブな方向に、光の見える方向に向かうのが自分たちの曲らしさだ”ともお話ししていました。
そんな、1stミニアルバム「stardustbox」の収録曲は、以下の7曲です。
- ナイトエスケープ
- サテライト・サーチライト
- ソノサキニアルモノ
- Lの質疑
- フォレストネスト
- 劣等星
- ballOOn
2018年2月から5月には、アルバム「stardustbox」リリースツアーを全国10ヵ所で行っていますが、その後にドラムのミズグチハルキさんが脱退してしまい、サポートドラムの力を借りながら、2ピースバンドとして活動を続けることとなったようです。
2019年3月には、Rick Rack時代の曲である「ソルジャーガールズ」のシングルを、さらに同年7月には、2ndミニアルバム「僕らのトロイメライ」をリリースしています。
ミニアルバムリリース時のインタビューでは、”メンバーが1人減ったのはマイナスイメージかもしれないが、2人だから広がるものもあって逆に強みになるし、周りのアイデアによる発見もあって、曲も表現方法も広がった”という思いを語られています。
2ndミニアルバム「僕らのトロイメライ」の収録曲は、以下の6曲です。
- イルシオン
- 摩天楼
- ともだちロボット報告書
- 絶対相対
- 自己愛ism-ジコアイズム-
- 横顔
紆余曲折がある中でも、懸命に進んできた音羽-otoha-(SERINA)さんと山口メイ子さんですが、2019年12月に活動休止を公表されました。
活動休止の発表に伴い、X(旧Twitter)ではファンからの惜しむ声がある中で、これまでの音楽活動への感謝やこれからの活躍への応援の言葉もたくさん寄せられていました。
残念ですがこれからもお二人を応援してます…
— yamaD (@hsw_trebe) December 6, 2019
フェルンの音楽が大好きです!
Rick Rack時代から、ほぼ全ての楽曲を聴かせて頂きました。
— SHUN (@IXTUSHUN) December 6, 2019
捨て曲の無い素晴らしくカッコいいロックな楽曲を聴きたくて…
何度か東北から東京ライブに参戦し握手した時の感動を思い返しています。今まで本当にありがとうございました。新たなステージでのご活躍を心待ちにこれからも応援し続けます。
また、音羽-otoha-さん自身も、”音楽は辞めない”というメッセージを残しており、活動休止の理由がなんであれ、音楽への強い思いとファンへの温かい気持ちが感じられる言葉だと思います。
数え切れないほどの笑顔や励ましをもらった。みんなの存在が私の音楽を生み出す力になっていました。
— SERINA (@serina_fern) December 6, 2019
応援してくれていた人達には、ただただごめんなさい、の感情が溢れて、心が痛くてたまらない。
今の私を形成してくださった全ての皆さま、本当にお世話になりました。
心から感謝しております。 https://t.co/C8L6t7hPdh pic.twitter.com/DN62QrEefs
やはり、バンドメンバーの脱退や解散、活動休止というのはファンにとって寂しいことですが、メンバーそれぞれにとって思い描く道や将来への想いがあるでしょうし、私たちには見えない当人達の葛藤もたくさんあったのだと思います。
自分自身や音楽活動に真っ直ぐに向き合ってきたからこそ、悲しみつつも多くのファンが労いや感謝の言葉を贈ったのでしょうね。
まとめ
音羽-otoha-さんの歩みは、若くしてその才能を遺憾なく発揮し、変化を恐れずに音楽と向き合い続けてきた歴史といえます。
1.バンド活動の始まり:「Rick Rack」(2013年〜2017年)
高校生の頃、3ピースガールズロックバンド「Rick Rack」のギターボーカル・SERINAとして活動を開始し、結成当初から圧倒的な才能を見せ、十代のバンドにとっての登竜門で好成績を収めています。
主な功績
- 「十代白書」で準グランプリ獲得(2014年)
- 「閃光ライオット」ファイナル進出(2014年)
- 全国流通ミニアルバム「今を生きぬく乙女たち」リリース(2015年)
当時から作詞作曲を手掛け、その音楽性は高く評価されていました。
しかし、10代という若さゆえの葛藤や将来への思いもあり、2017年に解散。
音楽と真剣に向き合ってきたからこその決断だったことがうかがえます。

2.再出発:「FERN PLANET」での挑戦(2017年〜2019年)
Rick Rackの解散直後、ベースの山口メイ子さんと共に2ピースバンド「ELFiN PLANET」を結成。
その後、ドラムにミズグチハルキさんを迎え、3ピースバンド「FERN PLANET」へと改名し、新たなスタートを切りました。
”自分たちの表現を通して、聴き手に寄り添い、救いになれば”という強い使命感を持って活動し、ネガティブやダークな要素を抱えつつも、最後には光へ向かうという、「らしさ」を確立していました。
主な活動内容
- 1stミニアルバム「stardustbox」リリース(2017年12月)
- ミニアルバム「stardustbox」リリースツアーを全国10箇所で開催(2018年2月)
- 限定シングル「ソルジャーガールズ」リリース(2019年3月)
- 2ndミニアルバム「僕らのトロイメライ」リリース(2019年7月)
ドラムの脱退により2ピースバンドとなる困難もありましたが、”2人だからこそできる表現がある”と前向きに捉え、活動を継続。
急なメンバー変更や再編にも迅速に対応するその姿勢からは、音楽に対する並外れた熱量が感じられますね。
しかし、2019年12月、FERN PLANETは活動休止を発表。
当時のファンからは多くの惜しむ声と共に、これまでの活動に対する感謝と、未来への応援のメッセージが寄せられています。
活動休止という選択は寂しいものですが、音羽-otoha-(SERINA)さんが残した”音楽は辞めない”という言葉には、これからも音楽を愛し、歩み続けるという力強い決意が込められていますね。
音羽-otoha-さんの活動は、バンドの形が変わっても、一貫して”誰かに寄り添う音楽”を追求してきた過程といえるのではないでしょうか。
数々の葛藤を乗り越えながらも、常に”今”を全力で駆け抜けてきたからこそ、多くのファンの心に深く刺さる音楽が生まれたんだなと感じますね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
参考URL:“自分と同じような心境の人が、少しでも救われたら”
参考URL:FERN PLANETの再スタート


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